Intel Quark Microcontroller Dev Kit D2000

RTOSのZephyrが使えるということでIntel Quark Microcontroller Dev Kit D2000を購入しました。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-10487/

IntelのマイクロコントローラD2000を搭載した開発ボードです。32bit、x86ベースの命令セットを持っています。動作周波数は、32MHzで、周辺機器にSPI、I2C、GPIO、コンパレータ、ADC、PWM、DMA、UART、Timerを持っています。ほかに6軸のコンパス、加速度センサと温度センサを兼ねたBosch製のBMC150を搭載しています。

基板のほかにマイクロUSBケーブルが付属しています。
USBは、電源とプログラム書き込み、デバッガに使用します。Arduinoコネクタを有していますが開発環境にArduino IDEは使用できません。開発環境は、Intel® System Studio for Microcontrollers(ISSM)というEclipseベースのIDEを使用します。GCCを使用したC言語での開発となります。
ISSMは、以下のサイトから無償でダウンロードできます。
https://software.intel.com/en-us/intel-system-studio-microcontrollers/download
本ボードは、Zephyr OSを使用するほかにQMSIというドライバライブラリを使用した開発も可能です。

Zephyr RTOS Install 2

Ububtuが起動出来たら、LINUXのインストール方法を
Development Environment Setup on Linux
http://docs.zephyrproject.org/getting_started/installation_linux.html#installation-linux
Ubuntu 16.04 LTS 64-bit
を使用した手順でZephyrをインストールします。
まず、Ubuntuをアップグレードします。
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade

次に開発環境をインストールする。
$ sudo apt-get install –no-install-recommends git cmake ninja-build gperf \
ccache doxygen dfu-util device-tree-compiler \
python3-ply python3-pip python3-setuptools xz-utils file

CMakeのバージョンが3.8.2+ より高い必要があります。以下の
手順でバージョンの確認をします。
$ mkdir $HOME/cmake && cd $HOME/cmake
$ wget https://cmake.org/files/v3.8/cmake-3.8.2-Linux-x86_64.sh
$ yes | sh cmake-3.8.2-Linux-x86_64.sh | cat
$ echo “export PATH=$PWD/cmake-3.8.2-Linux-x86_64/bin:\$PATH” >> $HOME/.zephyrrc
$ source <zephyr git clone location>/zephyr-env.sh
$ cmake –version

次にZephyr Software Development Kitをインストールします。
まずダウンロードします。 Zephyr SDK archiveにダウンロード可能なアーカイブが確認できます。
wget https://github.com/zephyrproject-rtos/meta-zephyr-sdk/releases/download/0.9.2/zephyr-sdk-0.9.2-setup.run

$ sh zephyr-sdk-0.9.2-setup.run
を実行してzephyr-sdkをインストールします。

インストール後、
$ export ZEPHYR_GCC_VARIANT=zephyr
$ export ZEPHYR_SDK_INSTALL_DIR=/opt/zephyr-sdk

※ /opt/zephyr-sdkこの部分は、インストールディレクトリです。
デフォルトがこのディレクトリです。

次にソースコードをインストールします。
$ git clone https://github.com/zephyrproject-rtos/zephyr.git

次にソースをインストールしたフォルダに移動します。
$ cd zephyr

プロジェクト環境変数を設定します。
$ source zephyr-env.sh

次に必要なpythonライブラリをインストールします。
$ pip3 install –user -r scripts/requirements.txt

サンプルプログラムのフォルダに移動します。
cd $ZEPHYR_BASE/samples/hello_world

まずは、qemu向けのビルドをします。
$ make BOARD=qemu_x86
エラーが出なければ成功です。

$ make BOARD=qemu_x86 run
エミュレータ上で実行されます。
Hello Zephyr! Hello World! x86
が表示されました。

以下にサンプルの記載があります。
http://docs.zephyrproject.org/samples/hello_world/README.html

Zephyr RTOS Install 1

IntelのIoT戦略がかわりEdisonが廃止になりました。
AtomとCurieがSoCのラインナップからはずれ、マイコンのQuarkだけが残っています。
Intel Quark? D2000マイクロコントローラ開発キットでは、RTOS Zephyrが使用できるようです。
https://www.zephyrproject.org/
まず、Getting Started Guideをやってみたいと思います。
http://docs.zephyrproject.org/getting_started/getting_started.html
Windows10では、Windows Subsystem for Linuxが使用でき、Ubuntuがインストールできて
そこでZephyrの開発ができるようです。
http://docs.zephyrproject.org/getting_started/installation_win.html
Using Windows 10 WSL (Windows Subsystem for Linux)
この項目に沿って進めました。

https://msdn.microsoft.com/en-us/commandline/wsl/install-win10
まずは、Windows Subsystem for Linuxをインストールします。
管理者権限でPowerShellを開きます。
Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Windows-Subsystem-Linux
このコマンドを実行します。
その後、再起動します。起動後、 Windows Storeに行き、Ubuntuをインストールします。
https://www.microsoft.com/ja-JP/store/p/ubuntu/9nblggh4msv6?rtc=1
Ubuntuを起動するのには、Windows10の更新が必要な場合があります。
起動すると、ユーザ名とパスワードの入力を求められます。
その後は、普通にUbuntuとして動きます。

Android Things – BLE

EdisonでAndroid Thingsをやっています。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-08571/
今回、preview-0.3からpreview-0.4.1にアップしました。Edisonは、ディスコンになったので、Android Thingsでは、すでにレガシー扱いです。

今回は、Bluetooth  LEを試してみました。サンプル(sample-bluetooth-le-gattserver)が用意されているのでこれを改造しました。
https://github.com/androidthings/sample-bluetooth-le-gattserver
サンプルはTimeProfileなので、そこにUUIDを1個追加して、数値を読みだしてみました。
AndroidのAndroid BluetoothLeGatt clientサンプルのandroid-BluetoothLeGattをして試しました。
https://github.com/googlesamples/android-BluetoothLeGatt
100という数値が読み出しできました。

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