カテゴリー別アーカイブ: LPC1768

mbed OS 5 CLI

mbed OS5をオフラインで使うためにmbed-cliの開発環境を作りました。
https://os.mbed.com/
mbedは、初代LPC1768を使用しました。

Windows10での環境構築は以下のURLに詳しく書かれています。
https://os.mbed.com/users/ytsuboi/notebook/ja-setup-mbed-cli-on-windows/
LINUXでの環境構築は以下のURLに詳しく書かれています。
LINUXはUbuntu16.04LTSを使用しました。
https://qiita.com/hotchpotch/items/4d87c13b97d236db5b4f
どちらもほぼ同じ手順で環境構築できます。
Windowsには、Installerが用意されている分、簡単に構築できます。
https://github.com/ARMmbed/mbed-cli-windows-installer/releases/tag/v0.4.10
動作確認にmbed-os-example-blinkyサンプルプロフラムを使用します。
https://os.mbed.com/teams/mbed-os-examples/code/mbed-os-example-blinky/

mbed targetを実行すると実際にUSB でつながているmbedボードが認識されます。

mbed compileを実行するとサンプルプログラムがビルドされます。
…\mbed-os-example-blinky\BUILD\LPC1768\GCC_ARMフォルダの中にmbed-os-example-blinky.binファイルが作成されます。
後はいつものようにmbedドライブに書き込みRESTすればサンプルプログラムが動作します。
コマンドプロンプトでの操作になりますが、mbedがLOCAL環境で
開発できるようになりました。

mbed NXP LPC1768 CMSIS-DAP

mbed NXP LPC1768のファームウェアが更新され、CMSIS-DAPに対応したのでLPCXpressoでローカルでバッグを試してみました。
最新ファームウェアを以下サイトからダウンロードします。 https://developer.mbed.org/handbook/Firmware-LPC1768-LPC11U24

rev 141212を使用しました。CMSIS-DAP support です。 mbedmicrontroller_141212.if
このファームウェアをmbedドライブに書き込みます。電源リセットすれば、ファームウェアが有効になります。

これだけでは、CMSIS-DAPとして認識されません。Windows側にもドライバをインストールする必要があります。
以下サイトからドライバがダウンロードできます。 https://developer.mbed.org/handbook/Windows-serial-configuration#1-download-the-mbed-windows-serial-port
mbedWinSerial_16466.exe
このファイルを実行するとドライバがインストールされます。
これで準備できました。
これを機にLPCXpressoもアップグレードしました。LPCXpresso v7.9.2_493を使用します。

プログラムは、オンラインコンパイラで作成したプロジェクトをオンラインコンパイラでエクスポートできます。エクスポートするとき、いくつかのIDEの選択ができますが、ここでは、LPCXpressoを選択します。
プロジェクトは、zipファイルでダウンロードされます。
圧縮ファイルのままLPCXpressoでインポートします。
プロジェクトには、mbed-SDKも含まれているので、そのままローカルコンパイルができました。

USBケーブルをmbed LPC1768につなげば、他のLPCXpressoボードと同様に書き込み、デバッグが可能です。ソースコードでブレークすることもできます。

今回は、LEDチカチカの簡単なプログラムで試しました。 オンラインコンパイラもよいのですがデバッグできないのとbinファイルをダウンロードして、毎回コピーするのが面倒でした。LPCXpressoは、純正コンパイラでないのと、フリー版なのでサイズの制限がありますが、mbedでちょっと使ってみようと思います。

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