Raspberry Pi2 Auto Login

Raspberry Pi2をホームサーバ&KIOSK端末として使用するための準備をします。
まずは、自動ログインの設定を行います。電源を入れると自動的にログインします。普通にGUIにははいり、 LXTerminalを起動し、以下のように入力します。
$sudo leafpad
テキストエディタが開くので、/etc/inittabを開いていてください。
以下の行を、行頭に#をつけてコメントアウトさせます。 #1:2345:respawn:/sbin/getty 115200 tty1 1:2345:respawn:/bin/login -f pi tty1 /dev/tty1 2>&1
次に、以下の行を書き込みます。
1:2345:respawn:/bin/login -f ユーザー名 tty1 /dev/tty1 2>&1
ユーザ名はデフォルトではpiです。
保存し、Raspberry Pi2を再起動させると、自動ログインするようになります。

次にウィンドウシステムまで自動的に入るようにします。
起動時の表示をデスクトップ画面に設定するため、 LXTerminalを起動し、以下のように入力し「raspi-config」を開きます。
$ sudo raspi-config
設定画面が開くので、「3 Enable Boot to DeskTop/Scratch」を選択します。 次の画面が開くので、「DeskTop Log in・・・」の行を選択します。 閉じてRaspberry Pi2を再起動すると、自動でデスクトップ画面まで表示するようになります。

次にKIOSK端末の表示のためのブラウザをインストールします。ブラウザには、Chromeのオープンソース版のChroiumを使用します。
以下の順番でインストールします。
$sudo apt-get update
$sudo apt-get upgrade -y
$sudo apt-get install chromium x11-xserver-utils unclutter

次にスクリーンセーバを無効化し、Chromiumを前画面表示で自動起動します。
$sudo leafpad
でテキストエディタを開き /etc/xdg/lxsession/LXDE/autostartを開きます。
#@xscreensaver -no-splash
スクリーンセーバの行をコメントアウトして以下行を追加します。
@xset s off
@xset -dpms
@xset s noblank
続いて以下行を追加してChromiumを全画面表示します。
@chromium –kiosk –incognito –ignore-certificate-errors –disable-restore-session-state http://www.yahoo.co.jp

今回はテストのためYHOOを開きます。

DPMSとスクリーンセーバを無効化するためもう一つのファイルを編集します。
$sudo leafpad
でテキストエディタを開き /etc/lightdm/lightdm.confを開きます。 省電力モードでディスプレイがOFFしないようにします。
[SeatDefaults]
xserver-command=X -s 0 -dpms

以上で、電源を入れると自動でブラウザが前画面表示になるKIOSK端末の準備が出来ました。

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