カテゴリー別アーカイブ: D2000

Intel Quark D2000 Zephyr UART

UART_Aを使用しようと思いましたが、
Zephyrには、サンプルがありません。
探したところ、以下のURLを参考にしました。
https://lists.linuxfoundation.org/pipermail/zephyr-users/2017-January/000537.html

プロジェクトのprj.confファイルで使用する周辺機器の有効無効が設定できます。

CONFIG_SERIAL=y
CONFIG_UART_INTERRUPT_DRIVEN=n
CONFIG_UART_QMSI_0=y
CONFIG_UART_QMSI_0_HW_FC=n
CONFIG_UART_QMSI_0_BAUDRATE=57600

ここでは、シリアルを使用し、割り込みは使用しない設定です。
UART_Aを使用する。
ハードウェアのハンドシェイクは行わない。
通信速度は、57600bpsとするとなっています。

通信確認にはFTDIのUSB・シリアル変換ケーブル(3.3V)を使用しました。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-05840/
これでArduinoのシールドでUARTが使用できるようになりました。サンプルは、ただ、aを送るだけのコードです。

サンプルは以下にあります。
https://github.com/jendo1969/d2000/tree/master/UART

Intel Quark D2000 Getting Started

開発環境のIntel® System Studio for Microcontrollers(ISSM)を起動するとGetting Startedが表示されます。
https://software.intel.com/en-us/node/651119
https://software.intel.com/en-us/node/651138
1.Update ROM Image on your device
2.Create a project with the “LED_ Blink” sample project file
3.Build and deploy your project
4. Begin the Accelerometer Tutorial
まずは、1から3番を行い、LEDの点滅を確認しました。


まずROMのアップデートをします。

完了するとメッセージが表示されます。

LED_Blinkを読み込みます。あとは、ビルドとデバッグができます。通常のECLIPSEの使い方と同じなので特に戸惑うことはありません。

目標は、Zephyr OSを使用するのでQMSIは、ここまでとします。

Intel Quark Microcontroller Dev Kit D2000

RTOSのZephyrが使えるということでIntel Quark Microcontroller Dev Kit D2000を購入しました。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-10487/

IntelのマイクロコントローラD2000を搭載した開発ボードです。32bit、x86ベースの命令セットを持っています。動作周波数は、32MHzで、周辺機器にSPI、I2C、GPIO、コンパレータ、ADC、PWM、DMA、UART、Timerを持っています。ほかに6軸のコンパス、加速度センサと温度センサを兼ねたBosch製のBMC150を搭載しています。

基板のほかにマイクロUSBケーブルが付属しています。
USBは、電源とプログラム書き込み、デバッガに使用します。Arduinoコネクタを有していますが開発環境にArduino IDEは使用できません。開発環境は、Intel® System Studio for Microcontrollers(ISSM)というEclipseベースのIDEを使用します。GCCを使用したC言語での開発となります。
ISSMは、以下のサイトから無償でダウンロードできます。
https://software.intel.com/en-us/intel-system-studio-microcontrollers/download
本ボードは、Zephyr OSを使用するほかにQMSIというドライバライブラリを使用した開発も可能です。

© 2014 Spineedge Corporation.